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大野静子

父、 井上信道は彫刻家。 アトリエで毎日塑像を制作した。2008年10月10日、99歳の最期の時も、アトリエで仕事をしながら、生を全うした。
母、井上寛子は、20017年7月3日 100歳の誕生日を迎える。油絵画家。
静子は、「芸術は、技術の前に、己の内面の声を聞くことだ」と、父、信道から教えられた。また、静子によれば、「私は学生時代、家の片隅に埃だらけの一冊の本を見つけた。その本は、昭和2年 日本美術協会発行(東京市下谷区上野公園櫻ヶ丘)「抱一上人」であった。日本美術史上、室町~江戸時代に燦然と輝く、俵屋宗達,尾形光琳の琳派を継承する酒井抱一(Ⅰ761-1828)は、大名絵師といわれ、酒井家にあった、尾形光琳の作品から独学した。私は抱一のような絵画の自立的な学び方に憧れた。」

上智大学文学部卒業
國際学部で美術史を学ぶ
日本画恩師 近藤弘明

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